クルークハイトの23(父クリソベリル)評価【キャロットクラブ募集番号75】

キャロットクラブ募集馬診断

こちらのページでは、キャロットクラブの募集馬を分析し、その評価を解説します。

■評価軸・合格ライン
☆募集金額の2倍の賞金を稼げるかどうか?
重賞に出走できるポテンシャルがあるか?

■分析手法
☆種牡馬・BMSの傾向
☆血統表内の相性、インブリードの効果
☆配合の獲得賞金の上限・アベレージ

※当サイトを初めてご訪問された方はこちらのページをご一読ください
※カタログ・測尺発表前の評価です(追記する場合あり)
※出資判断はご自身でご判断ください。責任は負いかねます
※写真等はキャロットクラブ様の許可を得て掲載しております

血統・母年齢・性別

クルークハイトの2023

父:クリソベリル
母:クルークハイト(9歳)
母父:クロフネ

牡馬

クルークハイトの23血統表

5代目までのクロス:サンデーサイレンス3×4、Nureyev4×5、Mr. Prospector5×5

募集価格・厩舎

募集総額:4,000万円(一口10万円)

預託予定:栗東・福永祐一厩舎

評価・適性予測

字面だけでいえば、ソニンクが持つHaloをアドマイヤベガのSSで継続して、さらにクリソベリルのSSで呼応させるE配合。

さらに逆側からは、クリソベリルが持つNureyev・Sadler’s Wellsの3/4同血クロスをソニンクのNureyevで受け止めるダブルE配合になっています。

クルークハイト自身の成績を見ても、小倉で機動力を生かした勝ち方をしているので特に後者のNureyevの機動力がこの牝系の強みになっています。

焦点は、はたしてこのE配合が正しく機能するかどうか?

これまで多くの血統表をみてきて、ゴールドアリュールが持つNureyevが正しく機能しているケースをほとんど見たことがなく、ここは遺伝的に切れている印象があります。

それでもSadler’s WellsとソニンクのNureyevの3/4クロスが活きていれば問題ないと思いますが、ゴールドアリュールは取扱が難しいので、慎重な見極めが必要です。

仮に上記のSadler’s Wells・Nureyevが機能したとして、皆さんが活躍する舞台はやはりダートでしょう。ただここで難しいのが「母父クロフネ」です。

クロフネ自身はダート界のレジェンドですが、「母父クロフネ」で抽出するとダートで活躍した馬があまり出てきません。このあたりミスマッチ感というか、不確定要素のようなものがあり、ジャッジが難しい馬です。

以下、余談。本馬を分析している時に驚いたのが毛色です。

「ソニンク牝系で栗毛なんていたっけ?」

ざっと調べてみた限り、見逃しがあるかもしれませんが、自分では見つけられず、いてもかなり少数だと思われます。それぐらいソニンク牝系で栗毛というイメージがありません。

本馬の血統表で4代以内で栗毛なのはゴールドアリュールだけ。クリソベリルこそ違う毛色ですが、ゴールドアリュール系統からはコパノリッキースマートファルコンと栗毛の大物が出ており、そういうロマンもあるかもしれません。

ここ1年ぐらいでXで毛色を研究している人が増えてきたので、そういう人たちの見解を一度聞いてみたいものです。

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