こちらのページでは、キャロットクラブの募集馬を分析し、その評価を解説します。
■評価軸・合格ライン
☆募集金額の2倍の賞金を稼げるかどうか?
☆重賞に出走できるポテンシャルがあるか?
■分析手法
☆種牡馬・BMSの傾向
☆血統表内の相性、インブリードの効果
☆配合の獲得賞金の上限・アベレージ
※当サイトを初めてご訪問された方はこちらのページをご一読ください
※カタログ・測尺発表前の評価です(追記する場合あり)
※出資判断はご自身でご判断ください。責任は負いかねます
※写真等はキャロットクラブ様の許可を得て掲載しております
血統・母年齢・性別
父:リアルスティール
母:ティールグリーン(10歳)
母父:Scat Daddy
牡馬
5代目までのクロス:Storm Cat3×5、Mr. Prospector4×4、Raise a Native5×5×5、Northern Dancer5×5
募集価格・厩舎
募集総額:4,000万円(一口10万円)
預託予定:栗東・高野友和厩舎
評価・適性予測
リアルスティール産駒については初年度のデビュー前から「Deputy Minister・Vice Regentとは相性がいい」という話を書いていました。
その見解を後押しするかのようにフォーエバーヤングがUAEダービーを勝利、また当サイトでピックアップしたフェブランシェが3勝をあげて回収率146%をマークしています。
本馬もVice Regentを持ち合わせており、リアルスティール産駒の配合としては上々です。マイル前後(おそらくダート向き)を主戦場として、獲得賞金3,000万円ぐらいは期待できそうです。
ただ4,000万円という値付けにビックリ。2つ上のキタサンブラック産駒の兄が3,200万円募集ですから、それよりは下の値段での募集だと思っていました。自信があるんでしょうか?
配合の話に戻すと、フェブランシェに比べて劣る点としては、Storm Catのクロスなど、ややスピードや瞬発力に寄せすぎている感はあります。芝向きに出ればよいですが、ダート向きに振れた時にはパワー不足が懸念される配合になっています。
ダート馬を狙う場合は、1800m以上を走れそうなパワーやスタミナを有しているかどうかはひとつの重要な判断指標として考慮しています。
[2024.8.21 追記]
リアルスティール産駒らしく、太い四肢を有しており、これであれば上記に記したパワー不足ということはないはず。ダートでしっかり結果を出せそうです。
馬体重472kg・管囲21.2cmとフィジカル面には恵まれた印象。確かにこれであれば4,000万円という値付けにも納得。重賞出走級かどうかはという部分で自信はないですが、息長く走って回収率面で貢献してくれそうです。
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