先々週の結果振り返りです。
コンテネレッツア(未勝利1着)
まずコンテネレッツアは3歳未勝利を勝利しました。戦前の記事で
仮にここでチークピーシーズをつけずに前走までの延長のような形で勝っても、あまり先は明るくないので、ここで一変できるかどうかの賭けは理解できます。
あの最後の勝負弱さが解消されない限りは、仮に昇級しても善戦ガールで終わってしまうでしょうし、ここは今まで見せていなかったような切れ味を見せて欲しいところ。
と書きましたが、これまでの勝負弱さが解消されて5馬身差の快勝。
タイム的には関屋記念3着のジュンブロッサムと同等、上がり33.3は勝ち馬のトゥードジボンと同じですから、それなりの評価はできそうです。
レース後、ルメール騎手は「直線で外に出してからすごくいい脚を使ってくれました。1600mはバッチリです」とコメント。
この後の進路として紫苑Sなどの重賞にチャレンジの選択肢もあったかもしれませんが、おそらくこのルメール騎手の進言もあってか、次走は10月の東京開催となりました。
マイル路線は賞金を持っていないと、なかなか格上挑戦が難しいでしょうから一歩ずつステップアップとなりそうです(あるとすれば、ターコイズSで格上挑戦とかでしょうか)。
エピファネイア産駒は一般的に早熟なイメージがあると思いますが、その原因のひとつとしてクラシック向けに早く仕上げた際に、主に精神的な部分などで古馬になった時に弊害が出てくるようなイメージがあります(ズブくなるなど)。
逆に、今年の宝塚記念を勝ったブローザホーンは3歳の6月に勝ち上がり。そこから4歳で本格化。
コンテネレッツアも骨折でクラシックを棒に振ったことが良い方向に転がるかもしれません。とにもかくにも、個人的にはこれが2024年の一口馬主初勝利。よかったです。
グランカッサ(新馬3着)
2歳のグランカッサは札幌・芝2000mでデビューして3着でした。
戦前の調教過程から、どれぐらいの勝負になるのか予測がつかないタイプでしたが、個人的にはなかなか内容がある新馬戦だったように思います。
思ったよりもゲートを出たこともあり、ハナに立つと、ばっちり折り合ったという感じではないものの前半63.8のペースで折り返し。ここで勝ち馬などが一気に進出してきて厳しい流れに。ただ抜かされたところで馬がムキにならなかった点は高く評価できると思います。
そこから鞍上が手綱を緩めたところでしっかり前を追いかけて、外からきたカミノレアルをマクりきらせなかったあたりは操作性の高さを感じさせました。レース後、岩田康誠騎手からは
大人しくてとても乗りやすかったです。先頭に立ってふわふわしてましたが、途中から来られて集中して走ることができていました。トビが大きな馬でそのままな感じではありましたが、ちょっと走りづらくもなりました。使いつつ良くなってきてくれそうに思います。
というコメントもあり、それでいて自分の目からは外からのマクリに対してしっかり動けていた印象でしたが、鞍上や陣営的にはもっと動けただろうという見解があったのは意外。
確かにパドックでは仕上がってない印象は強かったですが、乗り味の面などでまだまだ伸びしろがあるという感じでしょうか。実はここを勝ったら札幌2歳Sを使うプランもあったようで、結構、厩舎サイドの期待は高いんだなという感じです。
レース後はノーザンファーム空港へ放牧。個人的には中山芝2000mぐらいのイメージでしたが、トビの大きさなどに言及していることを考えると、どうやら次走は東京開催になりそう。次はパドックで筋肉の盛り上がりを感じられるような仕上がりで出てくることを期待します。
なお先週末に出走を予定していたヴェルトラウムはまさかの落雷の可能性があるためレース取りやめ。一口馬主をやっていて初めてのケース。とにかく人馬の無事が最優先なので仕方ないですね。今週にスライドするそうですが、適条件ではなくなるので、気楽に応援します。
ちなみにレース中止に伴い、競走取りやめ金が支給されるそうです。どのぐらい支給されるんでしょうか? 1~5着の総賞金(1,520万円)/出走頭数ぐらい出るんでしょうか? 馬運車の運搬費以上ぐらいは出そうな気もしますし、このあたりはどんな明細になるのか気になるところです(覚えていたら追記しようと思います)
コメント