こちらのページでは、キャロットクラブの募集馬を分析し、その評価を解説します。
■評価軸・合格ライン
☆募集金額の2倍の賞金を稼げるかどうか?
☆重賞に出走できるポテンシャルがあるか?
■分析手法
☆種牡馬・BMSの傾向
☆血統表内の相性、インブリードの効果
☆配合の獲得賞金の上限・アベレージ
※当サイトを初めてご訪問された方はこちらのページをご一読ください
※出資判断はご自身でご判断ください。責任は負いかねます
※写真等はキャロットクラブ様の許可を得て掲載しております
血統・性別・母年齢
父:モーリス
母:リスグラシュー (7歳)
母父:ハーツクライ
5代目までのクロス:サンデーサイレンス4×3, Lyphard5x5x5, Sadler’s Wells4x5
牡
募集金額・厩舎
募集金額:12,000万円 (一口30万円)
預託予定:栗東・矢作芳人厩舎
評価・適性分析
血統表を見た印象としては「欧州色強い!」という感じで、個人的には敬遠したく気持ちのほうが強め。スピードを下支えしてくれる血に乏しく、日本の高速馬場対応に疑問が残ります。
「モーリス+母父ハーツクライ」は現3歳以上に13頭いて2頭が中央勝ち上がり(.153)。本記事執筆時点で獲得賞金はマジカルステージの2,596万円が最高。厳しい数字が並びます。
配合を見た時に、LyphardのE配合を形成しており、かなりスタミナが強調されており、距離適性としては2400mでも短い可能性もありそう。活躍するとすれば芝の長距離路線とみます。
配合の長所をあげるなら、リリサイドがLalunの血を3本持っているので、これがモーリスのBold Reasonと呼応して爆発力を生む可能性はあり。
それでも春のクラシックなどで活躍するイメージは湧かず、母同様に古馬になっての完成に期待でしょうか。
活躍できる条件が狭そうで、価格を鑑みて筆者は見送りとします。
コメント