2週ほど遅くなりましたが、フリスタPOGではポポさん指名のマジックサンズが札幌2歳Sを勝利！ おめでとうございます！
レース的には粗削りで、直線では内をすくわれたかに思いましたが、最後しっかり差し切った内容が素晴らしいですね。
2歳リーディングでは、キズナ産駒が勢いをつけてきており、2年連続の2歳リーディングも見えてきました。
個人的には今週末に野路菊Sに出走するエリキングは、今年の6月デビュー組の中ではもっともスケール感を感じた1頭なので、いまからどんな走りをするのか楽しみです。
キズナという種牡馬の凄さは「どんな配合でも、わりかしうまくいってしまう」という点にあります。
ジャスティンミラノやエリキングのように「キズナ＋デインヒル」というようなトレンドはありつつも、母父キングカメハメハのマジックサンズが重賞を勝てるように、懐の深さを感じます。
思えば、キズナ産駒の初年度には母父サクラバクシンオーのビアンフェが函館2歳Sを勝利し、「こんな配合で勝つのかー（ようわからん種牡馬やな…）」と思っていて、今でも正直、理解をしきれていない種牡馬ですが、乱暴にいえば、どんな配合でもそれなりに走ってくれる種牡馬といえます。
しかも芝がダメでもダートという逃げ道がある点も、馬を買う側からするとありがたい点です。
字面的に言えば、Storm Catから瞬発力を受け継ぎ、その根底にはPacific Princessの底力が備わっている感じでしょうか。
それでいでサンデー系ですから最低限スピードはありますし、そこをHaloのクロスなどで強調しやすい。ディープインパクトの系譜をつないでいくサイアーラインとなっていきそうです。
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