当シリーズを初めてご覧になられる方はまず こちら に目を通して頂けると幸いです
<出資馬選びの方向性>
・募集価格に対する回収率を重視(目標200%)
・クラブ内世代トップ10入りを目指せるか?
・重賞出走を目指せるレベルか?
<主な分析ファクター>
・血統・配合、種牡馬傾向、性別傾向
・出生時の母年齢
・DVDでの動き(故障・怪我のリスク)
トリフォリウム
父:ドゥラメンテ
母:シャムロッカー(12歳)
母父:O’Reilly
5代目までのクロス:ラストタイクーン4×3
メス
募集金額:2,800万円
預託予定:栗東・庄野靖志厩舎
本記事執筆時点でドゥラメンテ産駒は中央で8頭が勝ち上がっており、そのうち7頭が母系にSSの血を持っていません。これをもって母系にSSを持たないドゥラメンテ産駒のほうがよいとは言いませんが、少なくともSSの血を追加してスピードを補わなくても問題がないということは言えます。これは本馬にとって追い風です。
本馬には同じキンカメ系の半兄サトノシャローム(ロードカナロア)がおり、1勝クラスで上位争いを繰り返しています。この半兄との比較で言えば、Storm Birdのクロスがなくなる分、気性がマイルドになりそうで、それがプラスに働いて成績が半兄よりも上にいけるだろうとみています。
ボトムラインにThe Minstrelが入っているので、ノーザンテーストとのニアリークロスが成立。芝の中長距離で先行して持ち味が活きそうです。加えて、アーモンドアイと同じくSex Appealのクロスもあるので重賞クラスでも戦えそうな血統背景を持っています。
懸念点としてはスタミナ色が強くなりすぎないかどうか。前述のSex Appealのクロス持ちは直近、ブレーナードが芝2600mで連勝、サトノエスペランサの2600mに距離延長して初勝利。2000mでも距離が足りないようなところがあり、その点、本馬が少し難しいのは牝馬に出た点。仮にこの2頭のようにスタミナ自慢になった時に、厩舎が牝馬限定戦などに固執せず、馬の適性に合ったレース選びを求められます。厩舎力が試される1頭です。
(文=桜木悟史) @satoshi_style
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※母名の横の( )内の数字は本馬出生時の母馬年齢
※出資判断はご自身の責任でお願いいたします。責任は負いかねます
※写真などはクラブの許可を得て掲載しております
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