産駒数・データ・成績
このページではマツリダゴッホ産駒のデータや特徴、注目の配合について解説します(本記事は2021年1月時点の見解です)
繋養先
レックススタッド
種付数
2018年・38頭[80万]→2019年・42頭[50万]→2020年・23頭[50万]
主な活躍馬
ロードクエスト[新潟2歳ステークス]
マイネルハニー[チャレンジカップ]
マイネルプロンプト[中山大障害3着]
■産駒の傾向
おおざっぱにまとめると…
・基本的に芝・短距離向き
・瞬発力はなく、先行して持ち味が活きる
・早熟傾向強めで成長力はそこまでない
・一方で加齢による衰えが少ないケースも(高齢でも活躍)
■注目すべき配合
<桜木の注目配合>
母系に「Mr.Prospector+Never Bend」を持つ配合
マツリダゴッホ産駒に何を期待するかにもよるが、獲得賞金ベースで考えるなら「短距離で稼げそうな馬」を選ぶのが王道。
有名どころでいえば、Mr.Prospector+Never Bendを併せ持つヘクタープロテクターを母系に持つディバインコード[橘S]・クールホタルビ[ファンタジーS]が代表例。
配合のイメージとしては、中距離のマツリダゴッホに短距離系ミスプロ(ヘクタープロスペクター以外だとSeeking the Goldやフォーティーナイナーあたりでも良い)でスピードを注入して、Never Bendをクロスさせることで最後までバテないスタミナを生み出す。父が中距離馬だけにスプリント戦で常に先行できるほどのスピードが出るわけではないが、函館・札幌・福島などのパワーを要求される1200mが合う。
上記の2頭以外にもヘクタープロスペクター持ちでは、現役だと募集価格1160万円のチェアリングソングが5,000万円近い賞金を稼いでいる。
また先日、母母方にWoodman+Never Bendを持つウインアグライアが勝利。勝ち星こそ中距離だが、コスモス賞が札幌の稍重、そして若駒Sが中京の重馬場で先行して押し切ったあたりは、まさにNever Bendのクロスの効果だと言える。
現状では、速い上がりを要求されるクラシック路線では厳しいマツリダゴッホ産駒だが、賞金重視で得意な短距離・パワーが要求される馬場での活躍に期待して出資していくことはコスパ的に悪くないだろう。
(文=桜木悟史) @satoshi_style
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