産駒数・データ・成績
このページではゴールドシップ産駒のデータや特徴、注目の配合について解説します(本記事は2021年1月時点の見解です)
繋養先
ビッグレッドファーム
種付数
2018年・93頭[300万]→2019年・107頭[250万]→2020年・95頭[200万]
主な活躍馬
ウインマイティー[忘れな草賞]
ウインキートス[土湯温泉特別]
ブラックホール[札幌2歳ステークス]
■産駒の傾向
おおざっぱにまとめると…
・芝・中距離の差し・追い込み馬が多め
・洋芝、荒れた馬場で本領発揮
・ステイゴールド系らしく芝長距離タイプは賞金アベレージ高め
・母系にサンデーサイレンス持つ馬は計算が立つ
■注目すべき配合
<桜木の注目配合>
【Halo】【Roberto】などのHail to Reason系の血と相性が良い
この記事では芝中距離向けの配合を紹介する。
まずゴールドシップ産駒自身がSS系なので配合例自体が少ないが、母系にサンデーサイレンスが入っている馬は産駒の中で平均的なパフォーマンスを誇っている。
現3歳以上で4代目までにサンデーサイレンスがクロスしている馬は16頭中5頭が中央勝ち(.313)。初年度産駒の勝ち上がり率.362には及ばないが、勝ち上がれなかった馬の中にも2,3着を繰り返していて新馬勝ち以上の賞金を稼いでいる馬が複数頭おり、計算が立つ配合と言える。この中には札幌2歳S勝ちのブラックホールがいる。
サンデーサイレンスをはじめHaloとは相性が上々で、母父ロージズインメイのユーバーレーベン[アルテミスS2着]やマイネルソラス[芝2勝]が好例。
ロベルト持ちも条件付きで悪くない
Haloと同じHail to Reason系のRobertoとの相性にも注目すべきで、クロノメーター[芝3勝]やユーバーレーベンが母系にブライアンズタイムを持っている。
ただし注意しなければいけないのは、単にブライアンズタイムを持っていればいいという訳ではなく、母系のRobertoがダート向きのパワー色を強めに出すと、ゴールドシップが持つスタミナと相まって鈍足に出る傾向がある。
そうならないためには、クロノメーターの母タイムウィルテル[フローラS2着]、ユーバーレーベンの祖母マイネヌーヴェル[フラワーC]のようにRobertoが入っている部分に芝の上級クラスに通用するようなスピードがあったかどうかをチェックする価値がありそうだ。
(文=桜木悟史) @satoshi_style
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