産駒数・データ・成績
このページではキズナ産駒のデータや特徴、注目の配合について解説します(本記事は2021年2月時点の見解です)
繋養先
社台スタリオンステーション
種付数
2018年・152頭[350万]→2019年・162頭[350万]→2020年・242頭[600万]
主な活躍馬
マルターズディオサ[チューリップ賞]
ディープボンド[京都新聞杯]
ビアンフェ[函館2歳ステークス]
■産駒の傾向
おおざっぱにまとめると…
・マイル~中距離までの芝が主戦場
・ダートも悪くないが出世頭は芝
・荒れた芝や稍重ぐらいまでの芝が大得意
・StormCatの効果で早期から活躍が可能
■注目すべき配合
<桜木の注目配合>
クラシック狙いならロベルトの血を持つ馬
産駒デビュー前に執筆した 種牡馬分析 では、母系にロベルト系もしくはフォルティノ系の血が入ると書いたが、この見通しは変わっていない。
今回の記事では、上記に記した【早期から活躍】【芝適性】ということを踏まえて、クラシック路線を狙えそうな配合について解説する。
キズナはこの配合はダメというパターンが少ないのだが、その中で大物感を感じさせる産駒が多いのがRobertoを持つ馬。
故障によってクラシック路線からは離脱してしまったがクリスタルブラック[京成杯]は母母方にRobertoが入っている
また先週末に小倉のメインレース・玄海特別で3勝目をあげたグランスピードも同様の配合。
なぜRobertoとの組み合わせに注目するかといえば、シンプルな考え方でキズナの母系がPacific Princessとくれば、Robertoとの組み合わせで三冠馬ナリタブライアンを輩出。大器を生み出す背景がある。
ただし単にRobertoが入るだけだと鈍重に出る確率が高くなる懸念があり、Roberoが入ってない側にはタイキシャトルやフレンチデピュティのような芝マイルに対応できるような血が入ると好ましい。
中でもHaloクロス持ちはアベレージが高く、前述のクリスタルブラックやディープボンド・アブレイズといった重賞ウイナーを輩出している。
(文=桜木悟史) @satoshi_style
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