産駒数・データ・成績
このページではモーリス産駒のデータや特徴、注目の配合について解説します(本記事は2021年2月時点の見解です)
繋養先
社台スタリオンステーション
種付数
2018年・245頭[400万]→2019年・212頭[400万]→2020年・163頭[400万]
主な活躍馬
ピクシーナイト[シンザン記念]
カイザーノヴァ[クローバー賞]
ルークズネスト[シンザン記念2着]
■産駒の傾向
おおざっぱにまとめると…
・勝ち星の中心は芝1600-2000m
・中央では1500m以上のダート勝ちなし
・ロベルト系らしく今のところ牡馬優勢
・母系にサンデーサイレンスは欠かせない
■注目すべき配合
<桜木の注目配合>
母父スペシャルウィークで末脚強化
母父ディープインパクトはアベレージ安定
まず母系にSSは欠かせない。執筆時点で獲得賞金上位ベスト20のうち、母系にSSを持たない馬は2頭のみ。
SS系繁殖との繁殖が安定しており、その中でも母父スペシャルウィークは勝ち上がり率が高い。
<母父別勝ち上がり頭数>
母父スペシャルウィーク 5頭/11頭中(.455)
母父ディープインパクト 7頭/25頭中(.280)
母父キングカメハメハ 3/9頭中(.333) 非SS系参考
※2018年産が対象。2021/2/5集計
母父スペシャルウィークは重賞出走のカイザーノヴァ・テンバガーを輩出。比較的、速い上がりを使えるタイプが多く、距離に融通がきく。
先日、未勝利戦を上がり1位で制したシーザリオの仔・ルペルカーリアも出世が見込める1頭だ。
母父ディープインパクトは有望
上記の比較をみると、母父ディープインパクトが良くないように映るがモーリス産駒全体と照らし合わせてると平均的なパフォーマンスを発揮している。
シンザン記念でピクシーナイトが重賞初制覇を果たしたが、この血統表を見るとHalo+Lyphardの組み合わせに目が行く。
Halo+Lyphardを持つルークズネストがシンザン記念で2着に入ってワンツー。ここに血統的な共通項がある点は見逃せない。
Halo+Lypardを併せ持つディープインパクトを母父に入る配合からは東京・阪神などで勝利を挙げた産駒が誕生しており、この組み合わせも重賞級のポテンシャルがあるはずだ。
(文=桜木悟史) @satoshi_style
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