こんにちは。
一口馬主ブロガーの桜木悟史です。
先日、今年度の募集馬リストが届きまして、その感想を簡単にまとめたいと思います。
詳しい分析記事については例年通り、8月下旬のカタログが届いた時点で書きますが、現時点で感じたことを書きます。皆さんからもご意見や感想などを伺えればと思っています。
まず、今年のリストは例年以上にどの種牡馬も万遍なく揃えたという印象。
例年ですと「今年はこの種牡馬をプッシュしているなぁ」と思う種牡馬がいるのですが(去年のハービンジャー10頭出しには呆れました。苦笑)、今年はどの種牡馬の産駒も平均5頭ぐらい集めた感じで、これが抽選にどう影響するか気になるところです。
そんな中で注目はやはりディープインパクト産駒なのですが、今年は5頭の募集。馬体を見てみないとわかりませんが、今年は配合だけだと大物感のある馬が少なめです。
■ディープインパクト産駒一覧(予定)
フラニーフロイドの2014、パーシステントリーの2014、ジンジャーパンチの2014、レーヴディマンの2014、ジャッキーテーストの2014
ルージュバックの半妹はともかく、兄姉の実績に乏しいラインナップで兄姉実績重視派には厳しいラインナップになった印象です。
逆にキングカメハメハ産駒はかなり人気が集中しそうなラインナップ。
■■キングカメハメハ産駒一覧(予定)
ラドラーダの2014、トゥザヴィクトリーの2014、シーザリオの2014
今年のキャロットの募集はかなり牝馬が多く、全81頭中47頭が牝馬(※これにセレクトセールで落札した牡馬3頭が加わる)。牡馬でエース級を探すとなると、ここに人気が集中することは必至でしょう。
トゥザグローリー・トゥザワールドの全弟に、エピファネイアの半弟、さらに現2歳のティソーナが札幌開催で新馬勝ちを収めようものなら、このキングカメハメ3頭の人気はもの凄いことになりそうな予感で戦々恐々としています。
昨年度の新種牡馬について分析しておくと、ハービンジャーは昨年の10頭から5頭に半減しましたが、牡馬もいるので適度に人気を集めそう。勝ち上がり率は高いので、とりあえず勝ち上がりを狙いたい方はこのあたりを狙ってきそうです。
ワークフォースは昨年と同じ3頭、カジノドライヴは半減の2頭。このあたりは評価を落としている印象です。個人的にもこのあたりはあまり手は出してはいけないところなんだろうと感じています。
今年からの新種牡馬では、ルーラーシップが5頭、ディープブリランテも5頭と、このあたりは選び方に幅はありそうです。ただ、やはり母父サンデーサイレンス、もしくはSS系を集めたルーラーシップのほうにより人気が集中されることは予測されます。
一方、意外だったのはタートルボウル。セレクトセールで購入したメジロジョーンズの2014と合わせても、たったの2頭。外車好きなキャロットクラブとしてはもっと推してくると思いましたが、そうでないところを見ると、生産地の事情について少し情報を集める必要がありそうです。
まだ馬体を見ていないので出資を検討しているというレベルではありませんが、個人的に現時点で気になっているのは以下の若駒。
ラドラーダの2014(父キングカメハメハ)
昨年、抽選落ちしたティソーナの半弟。兄と同じくおそらく藤沢和厩舎配属ですが、現時点で最優先申込候補の筆頭です。
シンハリーズの2014(父ダイワメジャー)
ダイワメジャー×ノーザンダンサー系の牝馬ということでマイル路線で活躍しそうな配合。ただし半姉シンハライトが馬産地で相当評判らしいので、そことの比較で人気がどうなるか興味深い1頭。
フローリッドコートの2014(父クロフネ)
クロフネ×母父サンデーサイレンスという王道配合。半兄に朝日CC勝ちのミッキドリーム。母系が強く主張しているようなので繋ぎの形などが芝向きなら面白そうですね。
グレイトフィーヴァーの2014(父ステイゴールド)
ラブラバード以来、出資していないのですが気になります。母は高齢ですが、この下にもハーツクライをつけており、母が高齢になっても生まれてくる仔のデキがいいのだと予測されます。
カメリアローズの2014(父ヴィクトワールピサ)
ダローネガの半弟。いかにもマイラーっぽい配合が好印象。馬体もマイラー仕様なら堅実に稼ぎそうで、早く馬体を確認したい1頭です。
キャンパスライフの2014(父ファラブラヴ)
ファルブラヴ産駒の牡馬というのが残念なところですが、函館2歳Sのオデュッセウス成績次第で人気を集めるか。母父デュランダルなので、短距離特化型の馬体なら興味深いです。
リッチダンサーの2014(父ゼンノロブロイ)
バウンスシャッセの全妹。姉と同じく藤沢和厩舎の可能性が高いですが、藤沢和厩舎に入りそうなのが他に少なくとも2頭いるので、もしかすると関西に流れるかも。所属厩舎に注目の1頭です。
このサイトの読者の方々にはキャロットクラブの会員さんが多いので、もしお時間があれば皆さんの感想や狙っている馬を教えて頂けると嬉しいです。
……まぁそれにしても2014年産が勝負の世代となるローエングリン産駒の募集が0頭とはまったく予測していませんでしたし、検討していたブロードアピールの2014(父ゴールドアリュール)が募集されないとは想定外でした。
■参考データ:昨年の当落状況
今年から入会された方や昨年の状況を忘れてしまった方のために昨年の当落状況を貼っておきます。
<母馬優先対象馬>
A:母親優先および最優先枠内で抽選
該当馬なし
B:母親優先は当選、最優先(前年度落選)内で抽選
ラドラーダの2013、ディアデラノビアの2013
C:母親優先は当選、最優先(前年度当選)内で抽選
マイティースルーの2013、シーザリオの2013、ブルーメンブラットの2013
D:母親優先および最優先は当選、一般枠内で抽選
クロノロジストの2013、ルミナスグルーヴの2013、クリソプレーズの2013、シャンスイの2013
<母親優先非対象馬>
A:最優先(前年度落選)内で抽選
シンハリーズの2013、ヒストリックスターの2013
B:最優先(前年度当選)内で抽選
リッチダンサーの2013、アドマイヤサンデーの2013、レーヴディマンの2013、ジュモーの2013、スキッフルの2013、ムービングアウトの2013
C:最優先枠は当選、一般枠内で抽選
クイックリトルミスの2013、ケルアモーレの2013、モンローブロンドの2013、ラズベリータイムの2013、イグジビットワンの2013、レディドーヴィルの2013、ササファイヤーの2013、ココシュニックの2013、ガヴィオラの2013、ダンスザクラシックスの2013、ブロードアピールの2013、スターリットラヴの2013、シンプルザベストの2013
2015年7月19日 22:01
私のもとにも募集予定馬表、届いてます。
ちゃんとマルティンスタークの子供、父ダイワメジャーの牝馬ですが、
掲載されていて、ほっとしました。
今日、グリューヴァインの2着馬券も含めて当面の資金には困らなくなりました。
今回の出資はかなり高額を予定しています。
おそらく一口4~5万円程度ではなかろうかと思っていますので、
20~40口程度として予算を組んでみようと思います。
ただ、パーフェクトジョイのほうにも出資したい気持ちがあって、
困っています。
ブロードアピール、募集かからなかったんですね。
今年デビューするスタンリープールに出資できたのは、
ラッキーだったかもしれないです。
とにかく、秋がいろいろと楽しみです。
2015年7月23日 00:51
>ゆうさん
コメントありがとうございます!
ブロードアピールはシルクのほうに回ったようですね。申込候補に入れていた1頭なので残念でした。
それにしても今年は大きな予算で組んでますね!
私が狙っているラドラーダは一口12.5~15万ぐらいでしょうから、おとなしく一口で楽しんでいく予定です。その前になんとか抽選を当てないといけませんが(苦笑)
2015年7月25日 01:53
初めまして、ひろしゅんと申します。
私もキャロのリストを見て、フローリッドコートに目がいきました。
とてもいい配合だと思います。
後はカタログや実馬をみてからですが、今のところかなり上位の候補です。
キンカメの牡馬3頭は抽選的にも金額的にも手も足も出ないので、過去に出資したゴットフリートのように、安くていい仔を探そうと思います。
なので、また色々情報提供ください。
よろしくお願いします。
2015年8月7日 19:31
>ひろしゅんさん
コメントありがとうございます!
フローリットコード、いいですよね~。私も×がなければ、この馬が最優先の候補になっていたと思います。
この馬に関しては気になるのは価格ですね。セールで同じクロフネ牡馬のエルダンジュの2014を2,900万円で落札するぐらいですから、かなり強気な値付けをしてくる可能性もあります。クロフネ産駒で3,000万超えてくると正直「うーん…」って気はします。。。