レプランシュ(父ディープインパクト、母レディドーヴィル、母父ファスリエフ)
今年の2歳戦が始まってレースを見てきたが、やっとディープインパクト産駒らしいキレ味抜群の馬が出てきた。レースの上がりは32.4、2位の馬との0.6秒差。能力を疑うことはできない。
この馬については昨年のキャロットクラブで注目のディープインパクト産駒として紹介していた。
この記事を改めて見返した上で、レプランシュのパドックなどを見てみたが、募集当時よりも胴長に見せるようになったのか、1800mでデビューしたことにもうなずける。もう少し観察してみたいが、適性距離が長めにシフトしているかもしれない。
ただ過去にこの時期の新潟で32秒台の上がりをマークした馬を見てみると、ハープスターやジャスタウェイなど。これらの馬がマイルから2000mぐらいを得意としていたことから、2400m前後になるとキレ味が鈍る可能性があるについては忘れないでおきたい。
コウエイテンマ(父カジノドライヴ、母プリモピアット、母父ミルジョージ)
POG・一口馬主で低評価を受けていたカジノドライヴ産駒がそれに反発する活躍だ。
今回のコウエイテンマのフェニックス賞はなかなか味のある勝ち方だった。確かに小倉の芝コースは外差し有利の傾向が強くなっていたが、それでも最後の脚は明らかに他馬とは違った。これで一躍、小倉2歳Sの有力馬に浮上したことは間違いないだろう。
カジノドライヴ産駒は先日、門別競馬場で行われた重賞・ブリーダーズゴールドジュニアC[ダ1800m]でもストレートアップ(母ハッピームード、母父フジキセキ)が無敗で制しており、POG本などでは完全な無風状態だったが、その低評価を覆しつつある。
今回のコウエイテンマを見ていると、終始手ごたえには余裕があり、単純に短距離タイプとはいえない。むしろ絶対的なスピードはないので、マイル前後のほうが能力を発揮できそうだ。これはカジノドライヴ産駒全体の特徴にもなるだろう。
さて以前、執筆した「カジノドライヴ産駒の可能性」ではカジノドライヴ産駒の血統について予測を行なったが、今のところ、この仮説は外れている。
ただコウエイテンマの母プリモピアットは現役時代に4勝、ストレートアップの母ハッピームードが3勝と繁殖の強さを受け継いでいるあたりは「母系の良さを引き出すシアトルスルー系」という特徴が感じられる。このあたりは今後も注目していきたい。
余談にはなるが、筆者が出資しているレイジングハート(母レストレスハート)もここに来て非常に良化してきた印象だ。動画の動きを見てみてもパワーが感じられるようになった。まだ北海道のノーザンファームで調整中とデビュー時期は遅くなる可能性もあり、POG的にはオススメはしないが、注目して頂けると面白い存在かもしれない。
(文=桜木悟史) @satoshi_style
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ロッテリア「ポテトチップスバーガー」を食べてみた ウマすぎる奇跡の融合
2015年8月19日 09:38
やっとレプランシュで新馬勝ち♪
ディープ産駒・高野厩舎・キャロットと前年指名馬シャイニングレイと同じ。
活躍も同じくらいしてくれないかな〜
2015年8月19日 14:06
FUTABAさん、おめでとうございます。
ダノンプレシャスは完敗でした。
道中行きっぷりが悪く、末脚もダラダラっとしてて、まだまだ稽古不足の感じといった感じでした。
2015年8月21日 20:14
>FUTABAさん
レプランシュの新馬勝ちおめでとうございました!
どうやら次走は秋以降みたいですが、まだまだ荒削りで大物感がありますよね!デイリー杯とか、シンザン記念に出てきたら強い競馬をしそうな予感がしています。