これまで長年、POGを運営してきた経験や、独自のデータ・傾向分析から競走馬への出資に関する考え方をお伝えします(当診断記事シリーズを初めてご覧になられる方は先に こちら に目を通して頂けると幸いです)
<出資馬選びの方向性>
・募集価格に対する賞金回収率を重視
・クラブ内世代トップ10を目指せるか?
<主な分析ファクター>
・血統&配合、種牡馬傾向、性別傾向
・厩舎力、厩舎傾向
・DVDでの動き(怪我のリスク)
チャームクォーク
父:クロフネ
母:フェルミオン
牝馬
募集価格:1400万
預託予定先:大和田成厩舎(美浦)
同クロフネ産駒の ボルボレッタの2014の解説記事 の中で「クロフネとサンデーサイレンスの孫牝馬との配合はあまり良くない」と書きましたが、その中で意外と健闘しているのがアグネスタキオンです。
父クロフネ×母父アグネスタキオンといえば、キャロットクラブの先輩ルミナスウイングを思い出す人も多いのではないでしょうか。他にも5000万円以上を稼いでいるロングリバイバルなど2000~5000万円ぐらいのゾーンで賞金を稼いでいる馬が比較的多めです。
そこで本馬の募集価格が1400万であることを考えると、維持費込みの回収率100%以上というのはそう難しいミッションではないと想像されます。もちろん能力次第ではありますが、無事に1勝をあげることができれば最終的なトータルでプラスを目指すことは可能だと言えます。
ただし気を付けたいのは、ルミナスウイングの活躍に気をとらわれて過剰な期待をしてしまうこと。まずルミナスウイングの母・ルミナスポイント自体が繁殖として優秀である点、また母父アグネスタキオンの配合はクロフネ産駒全体の中でみれば大物感はないという点は忘れてはいけません。
下級条件でもいいから口取りをしてみたい、そういった各自の目標設定に合わせて出資を検討されることをおすすめします。
(文=桜木悟史) @satoshi_style
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※出資判断はご自身の責任でお願いいたします。責任は負いかねます。
※写真などはクラブの許可を得て掲載しております
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