これまで長年、POGを運営してきた経験や、独自のデータ・傾向分析から競走馬への出資に関する考え方をお伝えします(当診断記事シリーズを初めてご覧になられる方は先に こちら に目を通して頂けると幸いです)
<出資馬選びの方向性>
・募集価格に対する賞金回収率を重視
・クラブ内世代トップ10を目指せるか?
<主な分析ファクター>
・血統&配合、種牡馬傾向、性別傾向
・厩舎力、厩舎傾向
・DVDでの動き(怪我のリスク)
ネオフレグランス
父:ネオユニヴァース
母:シャンスイ
牝馬
募集価格:1200万円
預託予定先:中舘英二厩舎(美浦)
半兄のルヴァンカー(父ステイゴールド)、パフューマー(父ハーツクライ)ときてのネオユニヴァース産駒の登場。上記2頭は地方交流戦で勝ち上がり、シャンスイ自身もダートで勝利していることからダート戦に定評があるネオユニヴァースへの変更はプラスに働きそうです。
ただしデータ的にネオユニヴァース産駒の牝馬はかなりマイナス。ましてやパワーを要するダート馬として想定するのであれば、牝馬に出てしまったことは残念に感じます。馬体重も389kgと軽く、ダート戦での活躍をイメージするのであれば、これはややマイナスとなります。
ちなみに中舘厩舎はキャロットクラブで初の募集となりますが、厩舎の騎乗依頼をみると、騎手時代の縁を使っていろいろな騎手を起用していてなかなかユニークではあります。勝浦騎手と松岡騎手など関東のベテラン騎手を主戦のような形で使いつつ、関西の騎手もうまく使える印象。ノーザン主導で勝負所に外国人を起用するという使い方はあまり想像できませんが、一方で特定の騎手に縛りをかけることもなさそうなので、そのあたりのマネジメントには今後の勉強のために注目してみたいところです。
(文=桜木悟史) @satoshi_style
——————————————
※出資判断はご自身の責任でお願いいたします。責任は負いかねます。
※写真などはクラブの許可を得て掲載しております
▼2014年産の他の診断も見てみる
http://pog-info.com/archives/category/clubhorse/carrot2014
←他のサイトも見てみる
▼各種データはこちらを参考にしています
![]() 種牡馬辞典(2015-2016) |