各記者の指名馬リスト
◇渡辺武仁記者
フローレスマジック(マジックストームの2014)【メス】
アルアイン(ドバイマジェスティの2014)【牡】
ミスエルテ(ミスエーニョの2014)【メス】
サトノアーサー(キングスローズの2014)【牡】
サトノヴィクトリー(ジョコンダ2の2014)【牡】
グラニーズチップス(ココシュニックの2014)【メス】
◇和田稔夫記者
ラボーナ(ハッピーパスの2014)【牡】
★レイデオロ(ラドラーダの2014)【牡】
エディフィス(シーズオールエルティッシュの2014)【メス】
ハウメア(ダイヤモンドディーバの2014)【メス】
レジェンドセラー(トップセラーの2014)【牡】
アルミレーナ(ナイトマジックの2014)【メス】
◇板津雄志記者
トゥザクラウン(トゥザヴィクトリーの2014)【牡】
★モクレレ(アパパネの2014)【牡】
ルーズベルトゲーム(サプレザの2014)【メス】
★ミリッサ(シンハリーズの2014)【メス】
フュージョンロック(シャピーラの2014)【牡】
コロナシオン(ブエナビスタの2014)【メス】
※★は『丸ごとPOG』紙面でも推奨
※各馬の解説記事へのリンクとなっています
感想・総評
先週1週間にわたりドラフト会議の記事を書かせて頂きましたが、総括のまとめておきたいと思います。まず各記者が昨年2015年にどんな馬を指名していたかを振り返りましょう。
◇和田稔夫記者
ウムブルフ★、スターオブペルシャ★、マツリダバッハ★、ルフォール、カイザーバル、チェッキーノ
◇渡辺武仁記者
プロディガルサン★、サトノダイヤモンド★、ジュンヴァルカン、エールデュレーヴ、エッジースタイル★、クィーンズベスト
◇板津雄志記者
ヴィブロス、レーヴァテイン、アストラエンブレム、ココファンタジア、サトノベリーニ、トウショウビクター★
★は『丸ごとPOG』紙面でも推奨
個人的な評価ですが、このPOGドラフト会議からは毎年1~2頭の重賞馬が出るというぐらいなので当たりがいればいいなぁぐらいのスタンスで見ております。去年も板津記者がヴィブロスを1位にした時点でやめておけばいいものの、自分も2巡目で指名して大失敗(苦笑)。今年はその反省を活かせるのか?桜木のドラフトにも注目です。
以下、各記者に対する分析や感想などを書いておきます。
■和田記者の指名
各記者の特徴を整理しておくと、和田記者は社台ファームの担当記者なのでどうしても社台生産馬が中心。その状況の中でノーザンから指名したチェッキーノが重賞勝ち。このあたりを読むことがヒントになります。推奨馬は基本、担当の美浦所属の馬が中心です。
まず今年の和田記者は、割と社台F産にはこだわらず、ノーザン中心の指名になりました。ですので、結構、今年は本気度が高いのかなと感じました。特にその中でも指名できなかったモクレレやフローレスマジックは本当に指名したかった感じですので、逆にこのあたりは走ってくるかもしれません。
あと和田記者は毎年、社台Fの吉田照哉氏がオススメする「超ピン」を指名してくるのですが、今年は丸ごとPOGでも超ピンの紹介はなかったですね。毎年、超ピンは重賞級ではないものの確実に2勝はあげてくるので堅実なところという意味で注目していたのですが、そのあたりにも社台Fの弱気を感じるのは私だけでしょうか?
和田記者が指名した中では、藤沢厩舎の3頭は例年通り、それなりに人気は集めそうですが、しっかりを調教師への取材をしていたという点ではエディフィスあたりは指名を検討したくなりました。でも、ステイゴールド産駒は個人的にめっちゃ相性悪いので悩みどころです(苦笑)
■渡辺記者の指名
渡辺記者は一昨年はハープスター、昨年はサトノダイヤモンドと1頭は確実に重賞勝ち馬を指名してくる堅実性があります。渡辺記者はノーザン担当記者でノーザンファームの厩舎関係者からの情報が参考になります。そして自身も産地馬体検査などにも長年赴いていることからある程度、馬体を見る力にも長けています。
そんな中で1位指名はフローレスマジック。ノーザンから木村哲也厩舎へはいい馬が預けられてはいましたが、このレベルの仔が入ってくるのは初めてではないでしょうか。これはノーザンが賭けに出たとみるべきか、それとも木村厩舎に入る時点で察して欲しいという意味なのか、非常に判断は迷うところ。ドラフトでどの順位ぐらいに収まるのか想像がつきません。
■板津記者の指名
板津記者は栗東を中心として厩舎取材に力を入れており、一昨年は松田国英厩舎・池江泰寿厩舎、昨年は友道厩舎を集中的に取材して、その中から推奨馬をピックアップするので、取材厩舎とその厩舎の活躍年が重なると爆発力があります。
ただし今年の板津記者は、いかにも取材不足という印象。
BSイレブンの競馬中継にも定期的に出演するようになり、プライベートでもご結婚されるなど、取材時間を短縮しているような印象があります。「今年勝てなかったらこの会議は卒業します」発言をするなど、仕事がタイトになってきて、POGの検討に充てる時間が少なくなっているのかもしれません。まぁそういう時に限って神様がいたずらをして、トゥザクラウン大活躍で板津記者の引退回避というようなオチになりそうな気もしますが、どうなるでしょうか(笑)。
(文=桜木悟史) @satoshi_style
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