これまで長年、POGを運営してきた経験や、独自のデータ・傾向分析から競走馬への出資に関する考え方をお伝えします。
<今年の出資馬選びの方向性>
募集価格に対して獲得賞金の回収率を重視
<主な分析ファクター>
・種牡馬傾向、性別による傾向
・厩舎力、厩舎傾向
・DVDでの動き(怪我のリスク)
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父:ゼンノロブロイ
母:ヒカルモアーレ
牝馬
募集価格:1,800万円
予定預託先:美浦・木村哲也厩舎
木村厩舎3頭目の紹介です。やはりそれだけ血統的に有力なところを預託されているというのは確かな気がします。
グレイトフィーヴァー一族からのこの血統。ラフォルジュルネ、アーデント、ラブラバードと3頭に出資してきましたのですが、この血統はやはり判断が難しいと思います。ただ、全体的に気性がうるさいほうなので、適性距離は短めになるかと思います。
その一方で、ゼンノノブロイ産駒は、中長距離で結果を出す産駒が多く見受けられ(ペルーサ、サンテミリオン、アニメイトバイオなど)そのあたりのミスマッチ感は気になる点です。
あと、血統的な分析を加えると、クロフネ産駒の繁殖牝馬というのはあまり成績が振るわない傾向があり、母父クロフネの活躍馬といえば、現時点ではカラフルデイズ(関東オークス)程度。
ネオユニ産駒の姉から体質面は改善されてくるでしょうが、血統面ではリスクが高い1頭とみます。
(文=桜木悟史)
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※出資判断はご自身の責任でお願いいたします。責任は負いかねます。
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