これまで長年、POGを運営してきた経験や、独自のデータ・傾向分析から競走馬への出資に関する考え方を書いています(当シリーズを初めてご覧になられる方はまず こちら に目を通して頂けると幸いです)
<出資馬選びの方向性>
・募集価格に対する賞金回収率を重視
・クラブ内世代トップ10を目指せるか?
<主な分析ファクター>
・血統・配合、種牡馬傾向、性別傾向
・厩舎力、厩舎の方針、厩舎データ
・DVDでの動き(故障・怪我のリスク)
ギャラッド
父:ディープインパクト
母:ガヴィオラ(18歳)
母父:Cozzene
5代目までのクロス:Blue Canoe 5×5
牡馬
募集価格:7,000万円
預託予定先:美浦・田村康仁厩舎 (調教師データ分析)
ディープインパクト×母ガヴィオラの組み合わせは何度もキャロットで募集されていますが、これまではあまり結果が出ていません。今年はどうでしょうか?
まず配合としては「ディープインパクト×母父Cozzene」の組み合わせは現3歳以上の世代で7頭中4頭の勝ち上がり。勝ち上がり率はまあまあだと言えます。賞金総額としては約7,000万円を稼いでいるドラゴンストリートがトップ。このことから募集価格を考えると、回収率の観点ではおすすめしづらいと言えます。ただしここまで活躍が出ていないにもかかわらず、ノーザンがこれまでディープインパクトにこだわっているのですから、どこかで大爆発があるかもしれないという意味でロマン枠とも言えるかもしれません。
あとこのガヴィオラの2015の配合を見ていると、愛馬だったアーデントを連想させます。ディープインパクトとフォルティノ系の組み合わせで、かつノーザンダンサーのクロスなどが入らないという形で、やはりイメージとしてはキレ不足の部分があるように思えます。なので、イメージとしては「マイル前後で押し切るタイプ」だと想定しておくといいように思えます。全兄コメットシーカーも上がり1位をマークしたことがなく、ディープインパクト産駒といえどもキレがあるタイプとは思いこまないほうが誤解が少なくて済みそうです。
(文=桜木悟史) @satoshi_style
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※出資判断はご自身の責任でお願いいたします。責任は負いかねます
※写真などはクラブの許可を得て掲載しております
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