これまで長年、POGを運営してきた経験や、独自のデータ・傾向分析から競走馬への出資に関する考え方を書いていきます(当シリーズを初めてご覧になられる方はまず こちら に目を通して頂けると幸いです)
<出資馬選びの方向性>
・募集価格に対する賞金回収率を重視
・クラブ内世代トップ10を目指せるか?
<主な分析ファクター>
・血統・配合、種牡馬傾向、性別傾向
・厩舎力、厩舎の方針、厩舎データ
・DVDでの動き(故障・怪我のリスク)
シーリア
父:キングカメハメハ
母:シーザリオ(13歳)
母父:スペシャルウィーク
5代目までのクロス:Northern Dancer 5x5x4、Special 5×5
牝馬
募集価格:7,000万円
預託予定先:栗東・角居勝彦厩舎 (調教師データ分析)
配合としてはすでにリオンディーズで成功していますので、その中身については割愛します。
検討の際、争点になるのは「牡馬から牝馬に変わってどうか?」という点。アヴェンチュラの項目でも書きましたが、キングカメハメハ産駒は「牡馬優勢」。獲得賞金上位20頭のうち18頭が牡馬なので、これまでのリオンディーズやグローブシアターと比べると統計的には減点となります。
あとは全兄リオンディーズのような気性の激しさを持っていると仮定した場合に、その気性面が繊細な牝馬にどのような影響を与えてしまうのかは考慮しておきたいポイントです。DVDでは大人しく見え、個人的にはいい雰囲気を持っていると感じましたが、これからツアーに行く方はこのあたりを重点的にチェックするといいかと思います。
(文=桜木悟史) @satoshi_style
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※出資判断はご自身の責任でお願いいたします。責任は負いかねます
※写真などはクラブの許可を得て掲載しております
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