これまで長年、POGを運営してきた経験や、独自のデータ・傾向分析から競走馬への出資に関する考え方をお伝えします。
<今年の出資馬選びの方向性>
募集価格に対して獲得賞金の回収率を重視
<主な分析ファクター>
・種牡馬傾向、性別による傾向
・厩舎力、厩舎傾向
・DVDでの動き(怪我のリスク)
——————————————
父:ゼンノロブロイ
母:グレイトフィーヴァー
牝馬
募集価格:2,400万円
予定預託先:栗東・松永幹夫厩舎
ゼンノロブロイ×Kaldounの組み合わせは持続力に偏重した組み合わせで、“重い”という印象は否めません。
これに似ているのが、父にマンカフェを持つ半兄サンジェナーロ。
まだデビューしていないとはいえ、私の理論から行くと敬遠したいところ。また母の高齢も気になるところです。
この母系から生まれる仔について牝馬優勢の部分があり牝馬という点はプラス。
ただ、気性面や体調面など非常に難しい血統にもかかわらず、厩舎が変わってしまった点は不安が大きい。
映像をみても適性距離は短めで、とりあえずはマイル~中距離が主戦場か。
ただ、兄のラブラバードが3歳の夏に大きく体型が変わったことを考えると、中長距離路線の可能性も残されていそうです(あくまでも気性面の問題が大きい血統ですが)。
【2014.9.27修正】
なぜか牡馬と勘違いしていましたので文中表記を牝馬に修正をさせて頂きました。
(文=桜木悟史)
——————————————
※出資判断はご自身の責任でお願いいたします。責任は負いかねます。
■2012年産の他の産駒の診断も見てみる!
http://pog-info.com/archives/category/clubhorse/carrot2012