これまで長年、POGを運営してきた経験や、独自のデータ・傾向分析から競走馬への出資に関する考え方をお伝えします。
<今年の出資馬選びの方向性>
募集価格に対して獲得賞金の回収率を重視
<主な分析ファクター>
・種牡馬傾向、性別による傾向
・厩舎力、厩舎傾向
・DVDでの動き(怪我のリスク)
——————————————
父:スニッツェル
母:ビオンドパンテーラ
牝馬
募集価格:1,000万円
予定預託先:高橋康之厩舎
今年のキャロットクラブは地方馬募集にスニッツェル産駒が4頭もいるなど注目しておきたいのがスニッツェル産駒。
スニッツェルの代表産駒といえば、条件戦で地味に1億円近く稼いでいるルリニガナ。
本馬とルリニガナに共通しているのが、母父父にミスプロが入っている点だろう。短距離志向なら、スピードを強化するためにミスプロの血が入っているのが望ましく、この条件を満たすのは今年はこの1頭のみ。
気になるのは、新規開業となる高橋厩舎。
ただ新規開業だからこそ、厩舎全体の預託頭数はそこまで多くないので出走回転数は高い可能性がある。
そして、この馬自身も短距離で使われるならレース選択に困ることもないでしょうし、大きなところを期待しなければ面白い1頭です。
馬体としては、もう少しトモにボリュームが増えて迫力が出てくると出資対象になってきそうです。
(文=桜木悟史)
——————————————
※出資判断はご自身の責任でお願いいたします。責任は負いかねます。
■2012年産の他の産駒の診断も見てみる!
http://pog-info.com/archives/category/clubhorse/carrot2012