これまで長年、POGを運営してきた経験や、独自のデータ・傾向分析から競走馬への出資に関する考え方を書いていきます(当シリーズを初めてご覧になられる方はまず こちら に目を通して頂けると幸いです)
<出資馬選びの方向性>
・募集価格に対する回収率を重視(目標200%)
・クラブ内世代トップ10入りを目指せるか?
・重賞出走を目指せるレベルか?
<主な分析ファクター>
・血統・配合、種牡馬傾向、性別傾向
・出生時の母年齢
・DVDでの動き(故障・怪我のリスク)
・厩舎力、厩舎の方針、厩舎データ
シャンデフレーズ
父:エイシンフラッシュ
母:フラゴリーネ(7歳)
母父:ディープインパクト
5代目までのクロス:Nureyev 5×5
牝馬
募集価格:1,400万円
預託予定:中舘英二厩舎(美浦)
このページに来て頂いた方には大変申し訳ないのですが、この馬については評価不能としました。現時点において配合について可と言える部分も、不可と言える部分もなく、筆者の知識レベルでは評価ができないと判断しました。
なので、本馬とは直接関係のない雑談をさせて頂くと、今後キャロットクラブでも増えてくるであろう「母父ディープインパクト」について少し考えてみたいと思います。
母父ディープインパクトは、現4歳世代あたりから頭数が増え始め、今のところ獲得賞金では3,200万円が最高。ディープインパクトの実績からするとやや物足りない気はしますが、まだ4歳なのでこの時点で判断するのは時期尚早だと筆者は考えています。
そして、ディープインパクト産駒の繁殖牝馬と相性が良い種牡馬はどれかというと、筆頭となっているのが【クロフネ】です。獲得賞金上位20位のうち、5頭がクロフネ産駒となっています。クロフネが残り何年種牡馬を続けるのか不明ですが、このことは覚えておいて損はないかと思います。
そしてクロフネに続くのが、【キングカメハメハ・ルーラーシップ】のキンカメ親子となっています。これを考えると、今後の予測としてはロードカナロアや、将来的にはレイデオロあたりのキングカメハメハ産駒でSSを持たない種牡馬が「母父ディープインパクトの受け皿の主流」になっていく可能性は高そうです。
そして、そういう意味ではキンカメ経由ではないものの、同じくKingmamboの血の受け継ぐ本馬の父エイシンフラッシュも母父ディープインパクトと相性の良さを示す可能性はあります。ただあくまでもこれは妄想の域を出ないので、現時点では評価不能とさせて頂きます。
(文=桜木悟史) @satoshi_style
——————————————
※母名の横の( )内の数字は本馬出生時の母馬年齢
※出資判断はご自身の責任でお願いいたします。責任は負いかねます
※写真などはクラブの許可を得て掲載しております
▼2016年産の他の診断も見てみる
http://pog-info.com/archives/category/clubhorse/carrot2016
←他のサイトも見てみる
2017年9月4日 17:13
レイデオロ×ディープインパクトのウインドインハーヘアのクロスは面白そう
ですね。