これまで長年、POGを運営してきた経験や、独自のデータ・傾向分析から競走馬への出資に関する考え方を書いていきます(当シリーズを初めてご覧になられる方はまず こちら に目を通して頂けると幸いです)
<出資馬選びの方向性>
・募集価格に対する回収率を重視(目標200%)
・クラブ内世代トップ10入りを目指せるか?
・重賞出走を目指せるレベルか?
<主な分析ファクター>
・血統・配合、種牡馬傾向、性別傾向
・出生時の母年齢
・DVDでの動き(故障・怪我のリスク)
・厩舎力、厩舎の方針、厩舎データ
コルニッシュドール
父:クロフネ
母:ダブルゴールド(6歳)
母父:ゴールドアリュール
5代目までのクロス:Northern Dancer 5×5
牡馬
募集価格:2,800万円
預託予定:清水久詞厩舎(栗東) 厩舎データ
基本的にゴールドアリュールとクロフネの相性は微妙で、「ダートが得意同士だから良さそう」という字面に騙されない方がいいでしょう。
本馬と同じ「父クロフネ+母父ゴールドアリュール」は現3歳以上で3頭いてすべて未勝利です。これを裏返して、「父ゴールドアリュール+母父クロフネ」で抽出しても、19頭中4頭の中央勝ち上がりと率が良くありません(.210)。獲得賞金でもこの組み合わせは4千万を超える馬がおらず、回収率200%という目標を考えると、やや分が悪いと言わざるを得ません。筆者は低評価とします。
ちなみに上記の厩舎データ分析に「清水厩舎とクラブの相性を調べておくべき」とあったのでキャロットクラブとの相性を調べてみたところ、「キャロットクラブ+清水久詞厩舎」の組み合わせは、2010年産のスノーストームから5世代連続で勝ち上がっており、勝ち上がり率の観点では相性は抜群です。
配合的にはまったくおすすめできませんが、厩舎とクラブの相性に期待しての出資はありかもしれません。
(文=桜木悟史) @satoshi_style
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※母名の横の( )内の数字は本馬出生時の母馬年齢
※出資判断はご自身の責任でお願いいたします。責任は負いかねます
※写真などはクラブの許可を得て掲載しております
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