国枝栄厩舎(美浦)
■2017年度成績
48-35-33-23-26-170
2017年リーディング:4位 (※2016年14位)
特別レース勝利数:13
勝率: .143 (9位)
連対率: .248 (10位)
複勝率: .346
馬房数:28
1馬房あたり平均出走数:11.96
1馬房あたり平均賞金額:31,448千円
1出走あたり平均賞金額:2,628千円
※馬房数は2017年3月末日時点
2017年2歳新馬・未勝利成績:35戦8勝(勝率.229)
2014世代勝ち上がり率:.567(30頭中17頭)
■依頼騎手ベスト5
1位:北村宏司 43鞍(4勝)
2位:戸崎圭太 40鞍(11勝)
3位:蛯名正義 40鞍(3勝)
4位:ルメール 28鞍(11勝)
5位:内田博幸 28鞍(6勝)
■分析
昨年の14位から4位に浮上し関東リーディングに輝いた国枝厩舎。ただデータを見ると、2016年同様、勝率~複勝率はそこまで高くなく、昨年よりも少しだけ馬房回転率を上げた分だけ勝ち星が増えた形となっています。
あともうひとつ、厩舎の成績が上昇した要因は騎手戦略の変更で、昨年80鞍以上依頼したものの勝率1割に達しなかった蛯名正義騎手への依頼を半減、代わりにこれまであまり依頼をしてこなかったルメール騎手を起用しはじめました。この策は見事に当たり、28鞍で11勝(勝率.392)と結果を出しました。
昨年同様、複勝率などの数値から見て厩舎の手腕はそこまで評価できないのですが、それでもルメール騎手とのコネクションというのは厩舎の成績に直結するので、これが続くまでは急激に厩舎の成績が落ちるとは考えにくいでしょう。
勝ち鞍の分布としては、やはり芝のレースに強い厩舎で全48勝中36勝が芝での勝利。その中でも1800m戦は13勝をあげており得意条件。一口馬主やPOGでは、マイラー寄りの芝中距離型の馬は厩舎の適性とマッチしそう。
そういう見方で行くと、アーモンドアイに代表されるように「国枝厩舎のロードカナロア産駒」はひとつの狙い目となるかもしれません。
(文=桜木悟史) @satoshi_style
他の調教師データは コチラ
※本ブログで紹介するデータは独自の集計をしており、一部公式データと異なる部分がございます。あらかじめご了承ください。