当シリーズを初めてご覧になられる方はまず こちら に目を通して頂けると幸いです
<出資馬選びの方向性>
・募集価格に対する回収率を重視(目標200%)
・クラブ内世代トップ10入りを目指せるか?
・重賞出走を目指せるレベルか?
<主な分析ファクター>
・血統・配合、種牡馬傾向、性別傾向
・出生時の母年齢
・DVDでの動き(故障・怪我のリスク)
・厩舎力、厩舎の方針、厩舎データ
バンデアミール
父:ロードカナロア
母:ペルレンケッテ(9歳)
母父:ディープインパクト
5代目までのクロス:なし
牡馬
募集金額:4,000万円
預託予定:美浦・萩原清厩舎 厩舎データ分析
本馬の配合を評価する上で参考になりそうなのがシルクレーシングのアルモニカです。
▼アルモニカの血統表
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2015104667/
アルモニカは2歳時に2勝をあげて重賞にも出走。1,800万円という募集金額を考慮すると悪くないパフォーマンスだと言えます。
アルモニカ以外にも「キングマンボ系+母父ディープインパクト+Acatenango」の組み合わせで勝ち上がっている馬はいるのでSS系種牡馬がつけられない中では手堅い配合という印象です。
争点は「1,2勝は期待できるとして、その先を期待できるのか?」という点。ロードカナロア産駒の活躍馬をみていると「Specialのクロスで爆発力があり、末脚が確かな配合」が上位クラスで活躍しています。その点、本馬は母方にSpecialを持っておらず、現時点では上位でやれるかは不透明です。
前述のアルモニカも母方にSpecialを持っていません。新馬戦こそ上がり最速でしたが、それ以降はすべて4位以下。アーモンドアイやステルヴィオのように切れるロードカナロア産駒ではなく、スピードでどこまで押し切れるかというタイプです。
適性距離も基本的には1400m以下で、マイルだと少し長いイメージです。
(文=桜木悟史) @satoshi_style
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※母名の横の( )内の数字は本馬出生時の母馬年齢
※出資判断はご自身の責任でお願いいたします。責任は負いかねます
※写真などはクラブの許可を得て掲載しております
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http://pog-info.com/archives/category/clubhorse/carrot2017
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