当シリーズを初めてご覧になられる方はまず こちら に目を通して頂けると幸いです
<出資馬選びの方向性>
・募集価格に対する回収率を重視(目標200%)
・クラブ内世代トップ10入りを目指せるか?
・重賞出走を目指せるレベルか?
<主な分析ファクター>
・血統・配合、種牡馬傾向、性別傾向
・出生時の母年齢
・DVDでの動き(故障・怪我のリスク)
・厩舎力、厩舎の方針、厩舎データ
クロトノーナ
父:ルーラーシップ
母:クロノロジスト(14歳)
母父:クロフネ
5代目までのクロス:Mr.Prospector 4×4
牝馬
募集金額:1,600万円
預託予定:美浦・大和田成厩舎
当サイトの分析記事を何回かお読みになった方は、すでにご存じかと思いますが、筆者は母父にクロフネが入る配合をあまり評価していません。
原因は不明ですが、キャロットクラブのこれまでの歴史を見ていると、母父にクロフネを持つ馬は気性面や体質に問題が抱えていることが多く、慎重な判断が求められます。
その中で比較的マシなのがノーザンテーストの血を持つ種牡馬の産駒。ステイゴールドやダイワメジャー、そして本馬の父ルーラーシップの組み合わせからはそこそこの産駒が生まれています。
「ルーラーシップ+母父クロフネ」の組み合わせは現3歳以上で12頭中4頭が勝ち上がり(33%)。桜花賞・オークスと好走したリリーノーブルもこの組み合わせです。それ以外にも京都新聞杯3着のダノンディスタンスなどがいます。
この背景にあるのはノーザンテーストとクロフネが内包するVice Regentのニアリーな関係でパワーを強化します。配合の印象からいえばパワーやスタミナを要するコースで、パフォーマンスを上げてきそうな印象があります。
「母父クロフネ」は能力以前に気性や体質の問題があるので個人的にはそそられないのですが、配合としては重賞出走を目指せる可能性はあります。
(文=桜木悟史) @satoshi_style
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※母名の横の( )内の数字は本馬出生時の母馬年齢
※出資判断はご自身の責任でお願いいたします。責任は負いかねます
※写真などはクラブの許可を得て掲載しております
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