POG一口馬主情報局

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2019年度 キャロットクラブ募集馬診断について

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当企画はあくまでも自分の選馬ノウハウを記録・向上させるために執筆しております。検索などでたどり着いた方がこちらのページにまで目を通してくださるかはわかりませんが、この企画の意図やポイントなどを踏まえて解説記事を読んで頂けますと幸いです。

■評価の方向性について

評価の方向性ですが、目指す方向性は3つあります。

1:出資金に対する回収率(目標は200%)
2:クラブ内、世代トップ10入りを目指せるか?
3:重賞に出走できるタイプか?

近年はかなり募集馬の募集価格が上昇傾向にあり、かつ降級制度もなくなりましたので、原則的には条件馬でコツコツ稼ぐタイプよりは、重賞に出走できそうな馬を重視します。

ちなみに過去5年の最優先申込は以下の通り(落選含む)。

2012年産:サフィロス(203%・18位・重賞出走)
2013年産:ティソーナ(202%・13位・重賞出走)
2014年産:レイデオロ(1568%・1位・重賞勝ち)
2015年産:アリストライン(21%・43位)
2016年産:カウディーリョ(46%・11位・重賞出走)

■2015~2016年産の振り返り

4歳勢の診断に関しては我ながらあまりに見る目がありませんでした。最優先を使ったアリストラインは2勝目すら遠く、1勝クラスの掲示板争いにも関われないほど。これに関してはSadler’s Wells持ちのハーツクライ牝馬に注目した仮説が間違っていたと考えます。それ以外に注目していたフラットレーヴェルテアシャフトもご存知の通り。正直、この3頭が全部コケるとは思ってもいませんでした。少数とはいえ、このブログを楽しみにしている読者の方がいるとのことで申し訳なく思います。

3歳馬については最優先で申し込んだカウディーリョ(落選)はこの時期に3勝目をマーク。厩舎がクラシックを欲張らなかったことで、いい出世ラインに乗っていると思います。当時の記事には「古馬になってから重賞を複数勝つイメージ」と書きましたが、その想定通りに進んでいるとみてよいでしょう。

それ以外にも「関東馬の中から2,000万円以下のお手頃な馬を選べと言われたらこの馬を選びたい」と書いたフィリアプーラがG3フェアリーSを勝利。本記事執筆時点でキャロット3歳馬の中で回収率1位ということで、これはしっかり血統的な根拠を解説できましたし、いい診断ができたかと思います。

■分析手法について

筆者は血統分析派で、分析のベースは「統計を重視した配合評価」です。

過去のパターンや近年のトレンド・活躍馬に当てはめて、その実績から判断する手法です。血の組み合わせの勝ち上がり率や平均獲得賞金の平均などを重視し、それと募集価格の200%が釣り合うかどうかを判断しています。

近年、重視しているのは「E配合理論」と名付けているクロスに対する考え方です。E配合理論を簡単に説明すると、父もしくは母の特徴を象徴するようなクロスがある場合、相手方に似た血が1本でも入ると、その特徴が強化されるという考え方です。今年の分析記事の中で「呼応する」というような表現があれば、それらはこの理論による考え方をしているとお考えください。

馬体に関しては、故障リスクの見極め・血統のイメージとの適性の差がないかという目線でチェックしています。

ちなみに2015年産の診断では総括記事の中で「故障リスクが高い馬」として4頭をリストアップしましたが、その4頭のうち3頭が故障(クロスデスティニー[骨折]・モンヴァントゥ[屈腱炎]・スウェアジーク[坐骨骨折疑い])、残り1頭のインボルクも膝に弱さを見せ、3歳8月にデビュー(15着)してその未勝利引退。この精度をどう判断するかはお任せしますが、自分の中ではリスクは見極められたと考えています。

また筆者は「出生時の母年齢」も重視します。あくまでもキャロットクラブ内での統計ですが、過去の世代間ベスト10の馬のデータを抽出した結果、以下のような傾向を見出しています。

●ベストは9,10歳時の仔(当たりと呼ばれる馬はこの母年齢の生まれが多い)
●ストライクゾーンは8~12歳(ベスト10入りはこのゾーンに集中)
●16歳以上はベスト10入りがほぼなく大きく減点

確率の問題ですが、筆者は上記の傾向を重要視しています。ただし、近年はこの母年齢があまりアテにならなくなっている部分もあり、今年はこの部分の評価ウエイトを下げました。

たとえば、クリソベリルは14歳時の仔であり、上記の分類でいえば微妙なところで、当時の記事でも母年齢を理由に評価を下げてしまいましたが無傷の4連勝でJpn1制覇。筆者の出資馬であるファナティックも19歳時の仔ながら健康に走ってくれていますし、母年齢はスパイス程度に考え、あくまでも配合や血統の良さを重視したいと今年は考えています。

なお本年から、時間の都合で厩舎データを項目から削除しました。厩舎に関する部分は過去の経験やデータをもとにした評価や印象を語っております。つきましては、一部、事実と異なる部分があるかもしれません。その点、ご理解の上お読み頂ければ幸いです。

(文=桜木悟史) @satoshi_style




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