当シリーズを初めてご覧になられる方はまず こちら に目を通して頂けると幸いです
<出資馬選びの方向性>
・募集価格に対する回収率を重視(目標200%)
・クラブ内世代トップ10入りを目指せるか?
・重賞出走を目指せるレベルか?
<主な分析ファクター>
・血統・配合、種牡馬傾向、性別傾向
・出生時の母年齢
・DVDでの動き(故障・怪我のリスク)
アイソスピン
父:ロードカナロア
母:フェルミオン(12歳)
母父:アグネスタキオン
5代目までのクロス:Mr.Prospector 4×4, Raja Baba 5×5
メス
募集金額:3,400万円
預託予定:栗東・大久保龍志厩舎
フェルミオンの仔に対する評価は昨年から継続審議中です。昨年の記事 に書いたことを繰り返すと、以下の2つの仮説をベースに考えます。
A. すでに繁殖能力が落ち始めている
B. 1,2番仔が活躍したのは配合がうまくいったため
ここでBの仮説を昨年よりも踏み込んで考えてみると、なぜフェルミオンの仔はメイショウサムソン、ベーカバドで成功したのか? カギになるのが母系に入っているRaja Babaです。Raja BabaはBlandfordの血を重ねた血です。そして、メイショウサムソンもベーカバドも、Blandfordの血を重ねており、その血が呼応する形で血の良さが出ているという仮説です。
つまり、フェルミオンの仔を評価するためには父方にどれだけBlandfordの血が入っているかをチェックすることがポイント」というのが筆者の見方。その観点でロードカナロアを見てみると、あまりフェルミオンの血統の良さを引き出さないように感じます。
データの観点でみてみると「ロードカナロア+母父アグネスタキオン」は現3歳以上に23頭いて、ヴェルスパーの3,789万円が最高。サンプル数が十分とは言えませんが、あまり強調できるような統計にはなっていません。
買い要素があまり見当たらず、見送り妥当とします。
(文=桜木悟史) @satoshi_style
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※母名の横の( )内の数字は本馬出生時の母馬年齢
※出資判断はご自身の責任でお願いいたします。責任は負いかねます
※写真などはクラブの許可を得て掲載しております
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