当シリーズを初めてご覧になられる方はまず こちら に目を通して頂けると幸いです
<出資馬選びの方向性>
・募集価格に対する回収率を重視(目標200%)
・クラブ内世代トップ10入りを目指せるか?
・重賞出走を目指せるレベルか?
<主な分析ファクター>
・血統・配合、種牡馬傾向、性別傾向
・出生時の母年齢
・DVDでの動き(故障・怪我のリスク)
トリメストラーレ
父:ロードカナロア
母:シーズンズベスト(12歳)
母父:ゼンノロブロイ
5代目までのクロス:Mr. Prospector 4×5, Northern Dancer 5×5
メス
募集金額:3,600万円
預託予定:美浦・萩原清厩舎
まずシーズンズベストの仔の評価については、2年前に半姉シーズンズギフト[NZT2着]の評価を完全に見誤った点を反省&お詫びしなければいけません。
当時はエピファネイア産駒の初年度ということで牡馬優勢と決め打ちしたこと、そして母父ゼンノロブロイの賞金の低さからシーズンズギフトの評価を見誤った訳です。
こういうミスを素直に認めて改善していくことが肝要で、そこを再度、分析し直す姿勢が大切です。そこで再度「母父ゼンノロブロイ」の成績をチェックします。しかし依然として、賞金1億円超えはハイランドピークの1頭のみ。シーズンズギフトの活躍は認めつつ、この部分のデータ重視は重きを置きます。
前置きが長くなってしまいましたが、筆者としては今年もシーズンズベストの仔には高い評価はしません。「ロードカナロア+母父ゼンノロブロイ」の組み合わせから賞金5,000万円を超えているのがゴールドギアのみですので、データを重視すると重賞出走までの道のりは険しい気がします。
それとは別に、ひとつ下にシーズンズギフトの全妹がいるので、シーズンズベストの仔を買うにしても来年まで待てばいいのでは?というのが筆者の見解です。
(文=桜木悟史) @satoshi_style
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※母名の横の( )内の数字は本馬出生時の母馬年齢
※出資判断はご自身の責任でお願いいたします。責任は負いかねます
※写真などはクラブの許可を得て掲載しております
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http://pog-info.com/archives/category/clubhorse/carrot2019
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2020年9月9日 10:52
一点だけ気になったので、メッセージを残させていただきます。
色付きで来年の仔まで待った方がいいのでは?とありますが、昨年のノーザンF繁殖牝馬セールでシーズンズベストは400万で売却されておりますので、キャロットに来ることは無いと思っております。
今年生まれた青毛の仔が良いかもしれないという見解には同意しております。ノーザンFも売却を1年遅らせて欲しかったです。
2020年9月10日 21:35
コメントありがとうございます。
セールで売却されたことは把握しておりませんでした。情報提供ありがとうございます。